黄色いハンカチ
黄色いハンカチ
映画”幸福の黄色いハンカチ”において、
山田洋次監督は、雲一つない青空にへんぽん
と掲げられたハンカチの
そのラストシーンひとつのために
それまでのストーリーの画面から黄色を消した。
人生を生き抜くために”こだわり”は必要だ。
その終わりの時のために・・・・・。
「ビンボー人におちぶれるくらいなら、死んだほうが
ましだ。」
ビンボーは自由にして、本質的であるが、ステータス
とはいわば偏執狂である。
ビンボーは不幸にも幸福にも通ずる。しかし、
この世で幸福を極めた人はなぜかビンボーだった。
その点ステータスってのはやっかいで、おちぶれる
くらいならしんだほうがましだとくる。
こうなるとビンボーは、
ビンボー人にとっては日常の範囲であっても、
ステータスにとってはカタストロフィーなのだ。
さて、あなたの”黄色いハンカチは”はいかが?
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