がんばっていきまっショイ

熊本の結婚相談所むつみ会

2020年06月12日 10:57

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がんばっていきまっショイ




歳をとったら思慮深くなる。深謀遠慮。
もしそれが世界を深く捉えるという意味なら、
それは違う。
それこそ歳を重ねたが故のしょうもない思い上がりだろう。
だから人が人に教訓を垂れると、大抵碌なことにはなら
ない。
``
確かに単なる理論では解明できないことに、
経験が加味されてわかってくるものはある。
しかし人間の世界に対したときには事情は一変する。
それはひどく感情的なもので、常に変動してやまない
空気みたいなものだ。
揺れ動き、戸惑い、膨らみ、縮み、消え、現れ、否定し、
肯定する。それは経験を積み重ねたくらいでは太刀打ち
できない、善も悪もない世界。
計算もできなければ、意識的にコントロールもできない。
``
何年生き延びようが、世界中を旅しようが、生死の境を
潜り抜けようがなんの役にも立たない。
僕たちが地球の人生の表層だけを生きてきた限り。
目に映るものといえば、晴れた日には空の青さで平和に
きらめき、風の日には凶暴になみだつ、
そんな海の表面ばかりで、その下に脈づいている広大な
世界のことなど何一つとして知らないし、知る由もない。
老いた指先は知るに値するものの袖先にさえ触れること
はできない。
``
だがきっと僕たちはかって世界を少しだけ覗いたことが
あるに違いない。その短い間人生は燦々と輝いていた。
ああ、そうだ、あの幼い日々、それから光と影に濃ゆく
覆われた若い日のつかの間、もうとっくに忘れたなあ。
こうすれば儲かりまっせとか、ヒーローになれるとか、
将来の役に立つとか、もちろんテストの点数が上がるとか
いう話ではない。
ただ「ひたむきに」生きていた、一瞬一瞬を・・・。
泣きながら、手のひらから血を流しながら、めまいをこ
らえながら、懸命にオールを漕いだ。
なんのためでもない、だれのためでもない、その一つ
一つの行為がかけがえなのない生きるという意味だった。
、、
心とは水だ。瞼を閉じ、何も聞こえなくなった時だけ
コツンという音がする。
水に逆らってはいけない。その時水はコンクリートになる。
本当に長い間、僕たちは自分自身をコンクリートにするため
世界中をコンクリートにするため、そのためだけに生きて
きたような気がする。
もういい加減でそんなことやめようか、もうウンザリだよね。
本当に生きる心を取り戻そう。遅すぎるということない。
だってそこには時間は存在しないのだから。



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