私について

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私について



私について、、、、、
「私」は無機質の存在になって、
宇宙は「私」を含む全てのものであること
を忘れてしまった。
宇宙は、あるいは神であり天国であり、
生命の源であるかもしれないのに。
それに比べると、日々を暮らしている空間に
「私」はいない。そこにいるのは影。
光の真下には私はいないし、
夜が来ると闇の中に消えてしまう。
そうして「私」とは、
愛されても愛されなくても、
愛しても愛さなくても
どうしようもなく傷つく精神になった。
だから、、、話が飛躍しそうだが、
観念論というのに馴染めない。
そこにとらわれてしまうと、一人一人の人間を
見落としてしまいそうになるからだ。
だから、世の中が思い通りにならないからと言って
やたら悲憤慷慨したりもしない。
だって、そっちの方があたり前だからだ。
思い返すと、思い通りにならないもどかしさの中で
成長らしきものが芽生えたような気がするのだ。
カスポチたちよ、人間なんて、
たいてい出来損ないのカボチャじゃないか。
そんなカボチャを嫌う奴は「私」じゃない。
あるべき人の姿しか見ようとしないのは「私」じゃない。
あるがままを愛せなきゃ「私」にはなれない。
そのままで愛さなきゃならない。
「私」も、そうでない人も、動物も、虫も、微生物も
そうでなきゃ「私」にはなれない。