2014年12月29日
熊本の婚活塾・こだまのようなあいつ・3
熊本の婚活塾
こだまのようなあいつ・3
高度経済成長には日まだ浅き、昭和20年代・・・・
夏ともなれば、暑さに耐えかねると、みな裸んぼになった、
オトコ衆はもちろんオンナ衆もである。
ぼくたち(文字通りの)ハナたれ小僧は、デカパン一丁
なる当時のチルドレンファッションで身を包み、
ひもすがらあそびまわった。
そして遊びのすぐ隣には、大自然と動物たちの
ファンタジーあふれる世界が躍動していた。
エチケットなんて言葉は、東京山の手界隈にはあったかも
しれないが、唐津市のような地方は、ひたすら庶民たちの
おおらかさに満ちていた。
それにしても、いつからだろう?
レトリックとかマニュアルとかエコノミックポリシーとか
カリスマとか標準化アプローチやブラックボックス・・・とか、
訳の分からん、なんやらかやらで世の中が退屈になっって
しまったのは。
いつからだろう?
ひとをみな、”どこそこのだれそれ”にしてしまい、
限りない自然を、わざわざ四角四面にくぎって、
自由闊達にして自在な、まっさらな空間を囲い込み、
いのちをつまらぬひとくくりにしてしまったのは・・・・・・。
東大生を輩(排?)出することで有名な予備校のカリスマ
講師、ハヤシナントカ氏は、その秘訣を説明する。
「類比・類似・因果」で知識を整理せよ、と。
明治生まれの世界的天才数学者、岡潔氏はさすがそん
なアホなことはいわない。氏いわく、
人間の真ん中を通っているのは、「自然」である・・・と。
才能とは自然との回路なのだと。
自然の叡智に敵うものなどないのだと。
(熊本の婚活・こだまのようなあいつ・3)
・・・つづく
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