2025年03月08日

ほんとの空が見たいといふ

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ほんとの空が見たいといふ



「僕の前に道はない。僕の後に道はできる」
・・・ってなことを日本の文化人は言ったが、
中国の文化人はこう言った。
「地上にはもともと道はない。歩く人が多くなれば、それ
が道となる」
この二言は似て非なるものであった。
日本人は亡き妻の面影を胸に己の夢を道という一語に託した。
中国人は新しい時代を生きようとする人々の希望を道という
一語に託した。
そして日本人は己の夢を貫き、中国人の夢は粉々に砕け散った。
挫折した夢をつなごうとした別の中国人はこう嘆いた。
「人民とは砂のようなものだ。掴もうとすると指の隙間
からこぼれる」
まさに人民とは砂で、固めてつくったものは砂の城である。
またこの世とは砂漠のようなものであって、どんなに歩く人
が多くなろうと、一朝にして足跡の影もなくなる運命である。
砂と思えばそうなるしかない。そして私たちは砂の城の住民
となり、あてどない砂漠の迷いびととなるしかない。
しかし、人民とは断じて砂などではなく、土であり大地で
あることを我々はいつしか忘れてしまったのだろう。
大地の上から仰げば無数の星々が輝いている。宇宙からす
れば地球などけし粒より小さい。だから大地の上で生きて
いる人からはこんな言葉だって出てくる。
「今日は死ぬのにもってこいの日だ。生きているもの全てが
私と呼吸を合わせている。全ての声が私の中で合唱している。
全ての美が私の目の中で休もうとしてやってきた・・・・」
(インディアンの古老の言葉)
私たちが持っている知識というのは”歴史”から拾い集めた
ものだが、その”歴史”なるものは、歩く人が多くなってでき
た砂上の道のことである。大地と空の間に刻まれている印に
示唆されたものではない。
大地に根を張って生きているものたちは宇宙の子であり、物
事の道理は数の多寡で決まるものではないことくらいは知っ
ている。
私たちの目の中には星が宿っている、といったのは誰だった
か?子どもたちの澄んだ瞳の中には数えきれないくらいの星
々が煌めいている。だから私たちは子どもたちに教えている
ようで、実は知らないうちに子どもたちから学んでいる。
「智恵子は東京には空がないといふ。ほんとの空が見たいと
いふ」高村光太郎という日本人はそう謳い、そしてそう生き
ようとしたのだろう。
ほんとの空が見たいといふ。ほんとの空が見たいといふ・・・
・・・・あなたはどうですか?


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Posted by 熊本の結婚相談所むつみ会 at 11:40│Comments(0)人生観
 
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