2021年08月10日
人間は社会的動物である
人間は社会的動物である
人間は社会的動物である。(人間だけではないが)
しかし、僕は人間ではあるが、とても社会的かといえば
首をひねりたくなります。
こういう時代には僕みたいなヒネた人種も多々出てくる
のでしょう。
中には自殺したり、クスリやったり、精神疾患や不
登校、犯罪などなど、、、、
それは彼ら自身に原因があるというより、社会が悪いの
だと。
というのは、ここにいうところの現代の社会の諸相は、
人類史における本来の意味での社会(コミュニテイ、共
同体)には似ても似つかないものであるからです。
そういう現代という時代における特殊な社会に対する不
適応は、むしろ一個の人間として健全極まる反応の仕方
かもしれない。
ある中小企業の知人によると、企業組織というのは、
社員が2桁が限界で3桁になると、ワンマンは通用しな
い、いかに優秀な中間管理職をつくれるかという異次元
な問題に移行してくるそうです。
しかして、国家という17、8世紀に出現した巨大共同
体は果たして何ものであるか?
億の成員を擁する共同体を、僕たちは一個の人間として
どう考えたらいいものか?
もしそれが自然状態からかけ離れた人工的秩序であるな
らば、そこでは多分人間は人間的であってはならない。
人間は社会的動物であるが、その社会とは双方向に分か
れてゆく。
一つは人間をより人間的にする社会であり、
もう一つは人間を限りなく非人間的にする社会である。