2024年03月17日

AIの正体とは?

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1人、子供、テキストの画像のようです

AIの正体とは?




「2045年問題」ってのが盛んに取り沙汰されています。
つまりどういうことかといいますと、AI(人工知能)が
人間にとって変わるのじゃないかってことのようです。
そんなの心配性の方達の取り越し苦労のような気がしま
す。だって、欧米風の近代の文明自体がすでにAI的であっ
て、今私たちの身も心もかなりそんな風潮にどっぷり浸
かっていると思うからです。
そしてそういう傾向に大分赤信号が点滅し始めて、反省や
ら見直しの機運が出始めているような気がします。二十
一世紀は人類史の大転換の時代と言われていますが、ど
うもAIという極端に近代的なものをもってそんな近代の危
機を乗り越えようとする思い違いがあるようにしか見え
ないのです。
「客観性」というと公平という語感が伴うためについ懐が
ゆるくなってしいますが、その客観性が不公平な世の中を
作り出しているのがどうも事実のように思われます。
「客観性」という述語に僕はちょっといかがわしい匂いを
感じ続けていました。いうまでもなく現在は過去の歴史の
積み重ねでできていますが、その過去の歴史というやつが
どうも客観性の塊でしかないような気がしてならないので
す。
客観性は具体的には情報データのすり合わせで導き出され
ます。そして情報万能という思い込みから私たちの世界の
技術、経済、政治などの領域が成り立っているようです。
ただそこには大きな落とし穴が大きな口を開けて待ってい
ました。それは何かというと、生命への真摯なアプローチ
です。意に反してなのか、それとも思惑通りなのかは分か
りませんけど、、、。
Aという人からみえるあなたと、Bという人からみえるあな
たは違います。違って当然なのです。どちらかが正しくて
どちらかが誤っているということは多分ないのでしょう。
そうやって正邪を積み重ねていくと正しいことは段々と針
の先ほどになっていきかねません。
そんな関係性の中に自分を投げ込んで、自分とは何か、自
分という存在とは何か、つまり生命とは何かを、いわば相対
的に問い直すのが「空」の意味だと大乗仏教ではいってい
るような気がします。
人間の物事の理解の仕方には二つっきりしかありません。
AとBは違う、でなければAとBは同じ、の二つです。
客観性は後者からは導き出されても、前者からは絶対に導
き出しえません。それがすなわち生命なるへのアプローチ
の第一歩なのではないかと思われるのです。
客観性によって生命の営みにアプローチするのではなく、
逆に生命の営みから遠ざかっていっているような気がして
なりません。現に技術も、経済も、政治もそのようになっ
てきています。
万事を(森羅万象をも)共通点で括って(分類して)”分か
った”という気分になるのが科学だとも言えます。分かった
というのは分けるというのと同義なのです。僕たちが学校で
習った物事の理解の仕方もそのようになっています。ですか
ら優等生ほど冷たく人を見る目がないということにもなる
のでしょう。
そんな優等生たちが寄ってたかってこね上げたのがAIである
ような気がするのです。



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Posted by 熊本の結婚相談所むつみ会 at 11:13│Comments(0)アカデミー
 
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