2021年06月15日

全ての禍根は小欲ににあり


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、「心を 心を高める 6地球 ⑤将来世代 ④社会 ③職場仲間 ②家族 1自分 自分勝手 小欲 自利から利他へ 大欲 自分の範囲 (視座の高さ)」というテキストの画像のようです









全ての禍根は小欲にあり





石原莞爾はどうやら少しは分かっていたと見える。
満州国建国(や日韓併合他も)の件。
どんなに美辞麗句を並べ立てたとしても植民地は
植民地だし、傀儡は傀儡なんだと、
被害者から、あるいは客観的な国際社会から見ると、
西洋列強の物まね。(大日本主義)
考えあぐねたあげく苦し紛れにほざいたのが
「アジア近代化のためのナポレオンになればいい」
さらに付け加えたのが
「五族協和という以上日本人も国籍を捨てるべきだ」
これは中々正鵠を射てないではないが、
それでも植民地はどう言いつくろうと植民地だった
わけだ。小日本主義を説き続けた石橋湛山はそれを見
抜いていた。
そこでなにが問題なのか?湛山と莞爾の違いは?
メタファー(隠喩)・・・
あるもので別のものを暗示する。
文学と精神の核心にして、人間の言語習得以前の
認知活動の根源。
なんか小難しいけど、要は頭でっかちで、感情に瑕疵
があると、ものごとを大所高所から見れない
・・・・ということ。
帝国軍人は幼年学校から文学や哲学などと親しむのを
固く禁じていたので、いびつな頭でっかちになってし
まった。勝てるはずのミッドウエーもそれで惨敗した。
戦後の日本教育にはその反省が全くと言っていいほ
ど生かれていない、というか同じ轍を踏んでいる。
いや偏差値(のみ)で子どもたちを評価するのは愚の
骨頂というしかない。そういう意味ではもっと悪い。
しかもカリキュラムから文系を除外しようとしている。
何をかいわんや。湯川秀樹を育てたのは何であったか?
古典文学であったとご本人が述懐している。
石橋は朝鮮、台湾、中国、満州、シベリア、樺太などの
一切を捨てよ、
「我が国のすべての禍根は、小欲に囚われていることだ」
と説いた。
その言葉をそっくりそのまま、現代日本のオーソリティ
や教師や親たちに捧げたい。
今のままではどんなに優秀な子でもせいぜい石原莞爾
どまりだろう。
(参考)
日本は言論史の上からは、第1次世界大戦後の国際協調路線の下で、いわゆる
民主主義的な言論や評論、それに小説などが流行となった。
日本社会にルネサンスともいうべき状況が生まれたと言ってもよかったのである。
こういう言論がなぜ育たなかったのか、それが重要なテーマでもあった。
日本社会にそのような民主的な意識が十分に育つ土壌がなかったということに
なるだろうか。
政治家や言論人らで、これからの人類史は戦争ではない、軍備を縮小すべきだと
の論を主張するわずかの人物がそのような勉強会をつくったりした。
中心になったのは政治家の尾崎行雄、言論界では石橋湛山、それに吉野作造らだ
ったのである。彼らは軍備縮小による世界平和を説くことになるのだが、そう簡
単には世論に受け入れられなかった。ベルサイユ条約による講和会議のひとまずの
戦争終結とは別に、1921(大正10)年にアメリカは日本、イギリス、フランス、
イタリアの有力4カ国に対して、軍備の制限などを論じるワシントン会議の開催を
呼びかけた。
その後、アメリカは中国、ベルギー、オランダ、ポルトガルにも呼びかけたので、
都合9カ国で世界での軍備制限、縮小が討議されることになった。
アメリカは1920年代の国際社会の進行役であった。ただし国内には国際社会で主
導的立場に立つことを嫌う空気があった。いわばモンロー主義の色合いが強く、
国際連盟もウィルソン大統領の発案なのに、実際に成立するとアメリカは入らないと
いうほどの徹底ぶりであった。他国の戦争に関わるのは勘弁してほしいというのが
国民の声でもあったのだ。
ワシントン会議に日本は、加藤友三郎海軍大臣を代表にして、幣原喜重郎駐米大使と
徳川家達貴族院議長らを団員にして会議に臨んだ。
このワシントンの会議の折、あるいは会議と前後しながら、石橋湛山は自らの書いて
いる東洋経済新報の「社説」などで歴史的な内容の持論を明らかにしていたのである。
それが「一切を捨つるの覚悟」であり、「大日本主義の幻想」であった。こうした社
説は、単に歴史に残るというだけではなく、私の理解になるのだが、「近代日本の
五大言論」という枠組みがあり、石橋の社説はその中に十分に数えることができる。
石橋は朝鮮、台湾、中国、満州、シベリア、樺太などの一切を捨てよ、
「我が国のすべての禍根は、小欲に囚われていることだ」と説くのである。




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Posted by 熊本の結婚相談所むつみ会 at 08:25│Comments(0)アカデミー歴史
 
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