2018年09月25日
幸福の黄色いハンカチをもう一度
幸福の黄色いハンカチをもう一度
ところであなたはいかが?
「幸福の黄色いハンカチ」を掲げて待っていて
くれる”誰か”がいますか?
見捨てられた敗残のあなたを待っていてくれる、
それでも、いやそれだからこそ愛してくれる誰か
はいますか?
そしてまたあなたには、
「幸福の黄色いハンカチ」を掲げていつまでも待ち
続ける「誰か」はいますか?
そんな風に愛せるような・・・・。
人が生きるためになくてはならないもの・・・
ビルが林立する小奇麗な街の風景をどれだけ見まわし
てみても、「幸福の黄色いハンカチ」は見つからない。
粗末な小屋に高々とひるがえる黄色いハンカチが、
ときおり愛おしくてたまらなくなる。
昔々の日本の家族の庭にはここかしこ
黄色いハンカチがひるがえっていた(ような)。
貧しいからこそ、そこは心のよりどころとなった。
順調で幸福な時は誰でも一人で歩ける。
でも挫折し絶望しそうな時、人は一人で歩けない。
そんな時こそ「幸福の黄色いハンカチ」。
ひかりの下のみで人は生きていけない。
闇の中で人の指先は大切なものに触れ、
包み込む大きなひかりに出会う。