2014年05月22日
時空をこえて・2
時空をこえて
・・・・・・その2
フェイスブックフレンドであるM.M.さんの次女で高校2年生のKさんの
ノートから・・・・・・
「めいみー(お母さんのこと)は、肉体での楽しみ方知ってる人やわ(笑)
肉体を持つことは、繋がってた意識を分離させてしまうことやん。」
「だから地球に来て、人間一人ってゆう孤独に耐えられへん。
そら誰かと共有する楽しみ方もある。」
「でも一人だけってゆう体験できるからって、自分ってゆうの
忘れてる人は、地球人としてもったいないよ。」
「自分で考え、行動し、人生を充実させるんは肉体の楽しみ方や。」
僕たち団塊(今年65歳)は肉体での楽しみ方を知らない。でも自分で考
え、行動しなかったという訳じゃない。
まえもって巨大な時代のパラダイムがあって、あくまでその内部での
思考であり、行動でしかなかった。
村上春樹は、「私たちはシステムという巨大な壁の前の弱々しい卵」だ
といった。
ただ付け加えるなら、僕たちはシステムの外部でそれと対峙していた
訳ではなかった。あくまでシステムの内部で、そのパーツとして生きて
きたにすぎないのだ。
僕たちはそういった意味での、こわれる卵であり、非武装の民間人であ
り、ひよわな殻のなかの独自の精神にほかならない。
このような二律背反の日常がなにより僕たちを苛んでいる。だから僕たち
団塊にあるのはただの卵でなく、いじけて、病んだ卵であり、精神だったし
今もってそうなのだ。
それではKさんの場合はどうなのか?時代でいえば、僕らよりずっとシス
テムの圧制は容赦ないはずだ。
しかしなんと彼女は、肉体(現実?生?=時空)をいとも軽々と俯瞰してい
るのだ。システムの渦中にいながらにして、取り込まれていないし自由だ。
視点が自在なのは、驚くべき事だ。なにか人類の内的な革命を予感させる。
時空はアプリオリに存在するわけではない。熟睡の中に時の流れも空間の
広がりもない。簡単なことだ、
それは肉体があって初めて提起される問題なのだ。
(つづく)
熊本のお見合い、熊本の結婚相談なら
むつみ会結婚相談室(野田成治、野田由美子)
*事務所移転しました
(新)熊本市東区新生1-28-2(〒862-0908)
Tel(096)365-3778
むつみ会結婚相談室(野田成治、野田由美子)
*事務所移転しました
(新)熊本市東区新生1-28-2(〒862-0908)
Tel(096)365-3778
Posted by 熊本の結婚相談所むつみ会 at 10:42│Comments(2)
│人生観
この記事へのコメント
いい言葉ですね。
無数に人がいる中で、なぜか「私」は一人だけでありこの身体だ。そういう不思議さに、素直に驚いているように感じられます。こういう一見当たり前なことに驚くようになると、もう哲学が始まっているのだと思う。
こういう驚きは、「時代性」や「システム」といった言葉では消化できない。重要なのは、自分の足元に転がっている謎に、ただ素直に驚くこと。ここには特別な経験や個性はいらないんですよ。だから十代の方が哲学的であることが多いのだと思います。
無数に人がいる中で、なぜか「私」は一人だけでありこの身体だ。そういう不思議さに、素直に驚いているように感じられます。こういう一見当たり前なことに驚くようになると、もう哲学が始まっているのだと思う。
こういう驚きは、「時代性」や「システム」といった言葉では消化できない。重要なのは、自分の足元に転がっている謎に、ただ素直に驚くこと。ここには特別な経験や個性はいらないんですよ。だから十代の方が哲学的であることが多いのだと思います。
Posted by とみっち at 2014年05月23日 01:26
とみっちへ・・・
なぜか「私」は一人だけでありこの身体だ。
そしてこの身体である「私」は、地球にただ一人であり、いやひょっとすると宇宙にただ一人である。
70億人分を金太郎飴にするのは屁の河童だ。だが70億人分のキャラを立てることは、人間には到底できない相談だ。手塚治虫でも100人分くらいが精一杯だった。
だからして「私」がいるということは、不可思議なこと。娑婆にまみれると、目の前にある当たり前なことに反応するアンテナがなくなるのはどういうことだろう。
なぜか「私」は一人だけでありこの身体だ。
そしてこの身体である「私」は、地球にただ一人であり、いやひょっとすると宇宙にただ一人である。
70億人分を金太郎飴にするのは屁の河童だ。だが70億人分のキャラを立てることは、人間には到底できない相談だ。手塚治虫でも100人分くらいが精一杯だった。
だからして「私」がいるということは、不可思議なこと。娑婆にまみれると、目の前にある当たり前なことに反応するアンテナがなくなるのはどういうことだろう。
Posted by むつみ会 at 2014年05月23日 10:24