2023年08月07日
レヴィ・ストロースの慧眼
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レヴィ・ストロースの慧眼
国家とは当たり前のように、いわば空気のように存在す
るものだろうか?
いやいや、トンデモナイ。近代の天の下に突如出現した
打ち上げ花火のようなもんだろう。
夜空を一瞬焦がしたかと思うと闇の中に儚く消え、後
にはそこはかとない余韻だけが漂っている。そんなもの
だといっても信じるものは少ないだろうが、だとしても
僕としてはそんなこと知ったこっちゃない。あの、偉大
なる近代の預言者が、どうもそういっているらしい、、
、、、のだから。
レヴィ・ストロースがいうには、あらゆる人間の集団に
は時と場所を問わず二つのルールしかないらしい。
それは、、、
その一、人間社会は同じ状態にあり続けることはできない。
(ヒトの細胞が常に入れ替わっているのと同じ)
その二、私たちが欲するものは、まず他者に与えなければ
ならない。(生態系がそうであるように)
しかし近代の国家の歴史はというと、、、
モノを手にいれる最も合理的な方法は、利益を独占して誰
にも与えないことであり、それを永遠に我が物にしてしま
おうということで、ストロースいうところの”ルール”に真
正面から違背するものでしかなかった。高速道路を逆走す
る悪質な、いや、クレイジーな交通ルールの違反のような
もんか?暴走族も顔負け。
でもよくよく考えるまでもなく、合理的どころか、これほ
ど不合理な方法はない。なぜならば、それでは他者と共同
して生きていくことなど金輪際で出来っこないし、他者と
共同できない利益や日常など、思えば思うほど一文の値打
ちもないからだ。
あらゆる人間の集団に通ずるルールであるから、いうまで
もなく家族の場合にも言える。
もし家族内で誰かが収入を独り占めしてしまったら、どう
なるだろう。多分家族間の会話もなくなるし、一文にもな
らない家事労働など誰もしないし、だいたいそういう家族
を作るために結婚したいと思う奇特な青年など一人もいな
いだろう。
かくして非婚者は増え続け、離婚率は上がり続け、出生率は
下がり、人口はどんどん減ってゆき、やがて、国民のいない
国家が一丁上がりとなる。
これを何というか、自業自得という、自己責任とかともいう
らしい。
、、、ってなわけで、レヴィ・ストロースの文化人類学的所
見は恐るべき慧眼だったのであった。
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レヴィ・ストロースの慧眼
国家とは当たり前のように、いわば空気のように存在す
るものだろうか?
いやいや、トンデモナイ。近代の天の下に突如出現した
打ち上げ花火のようなもんだろう。
夜空を一瞬焦がしたかと思うと闇の中に儚く消え、後
にはそこはかとない余韻だけが漂っている。そんなもの
だといっても信じるものは少ないだろうが、だとしても
僕としてはそんなこと知ったこっちゃない。あの、偉大
なる近代の預言者が、どうもそういっているらしい、、
、、、のだから。
レヴィ・ストロースがいうには、あらゆる人間の集団に
は時と場所を問わず二つのルールしかないらしい。
それは、、、
その一、人間社会は同じ状態にあり続けることはできない。
(ヒトの細胞が常に入れ替わっているのと同じ)
その二、私たちが欲するものは、まず他者に与えなければ
ならない。(生態系がそうであるように)
しかし近代の国家の歴史はというと、、、
モノを手にいれる最も合理的な方法は、利益を独占して誰
にも与えないことであり、それを永遠に我が物にしてしま
おうということで、ストロースいうところの”ルール”に真
正面から違背するものでしかなかった。高速道路を逆走す
る悪質な、いや、クレイジーな交通ルールの違反のような
もんか?暴走族も顔負け。
でもよくよく考えるまでもなく、合理的どころか、これほ
ど不合理な方法はない。なぜならば、それでは他者と共同
して生きていくことなど金輪際で出来っこないし、他者と
共同できない利益や日常など、思えば思うほど一文の値打
ちもないからだ。
あらゆる人間の集団に通ずるルールであるから、いうまで
もなく家族の場合にも言える。
もし家族内で誰かが収入を独り占めしてしまったら、どう
なるだろう。多分家族間の会話もなくなるし、一文にもな
らない家事労働など誰もしないし、だいたいそういう家族
を作るために結婚したいと思う奇特な青年など一人もいな
いだろう。
かくして非婚者は増え続け、離婚率は上がり続け、出生率は
下がり、人口はどんどん減ってゆき、やがて、国民のいない
国家が一丁上がりとなる。
これを何というか、自業自得という、自己責任とかともいう
らしい。
、、、ってなわけで、レヴィ・ストロースの文化人類学的所
見は恐るべき慧眼だったのであった。