2014年06月07日

家族への手紙




 家族への手紙
手紙





宇宙飛行士の毛利衛さんがそこで見たものは・・・・・・・・・・

一条の光も射さない絶対の暗黒であり、一切の生命の存在を拒否
する、宇宙という名の死の世界であった。

地球の青く輝く球体から、ざわつくような生命の息吹が確かに伝わ
ってくる。圧倒的な宇宙空間の中に浮かぶ、
小さく頼りない地球の姿が愛しくて胸がふるえたという。




「生」があって「死」があるのではない。
「死」という絶対的環境の中に、たまたま現れ消えてゆく、
儚いシャボン玉が「生命」である。

「死」が当たり前で「生命」とは一瞬の奇跡の賜物なのだ。
その「生命」の内部を、日々当たり前のように過ごしている私たちには



そんなことは所詮遠い遠い現実でしかない。人が命に愛着し、いたず
らに執着するのはその反作用なのだろうか?

その後、毛利さんの人生観は一変し、今は山奥で畑を耕す日々だ。
多分生きることの意味を堪能してる、そんないい顔になられている。




とにもかくにも何億年の地球の歴史は生命謳歌のドラマである。
又ひるがえって人類の生命のドラマはといえば、

結婚、親子、家族、そして大きなファミリーである部族をめぐって
何十万年も繰り広げられてきた。



断じて行政単位としての地域や、学校とか会社とか国家とかで
繰り広げられてきた訳ではない。

某国の総理大臣が昔、あるハイジャック事件で、こんなことをい
っていた。「人ひとりの命は地球よりも重い」。



なんという言葉の軽さだろう。彼らが乱用してやまない「人道主
義」とは何か?

それはたかだか300年足らずの近代を埋め尽くした、とめどない
殺戮と収奪、人々の血と涙の歴史の裏返しでしかない。

        
家族への手紙
 近代のプロパガンダでない、人類史的な命
 のドラマとは、その永遠なるバトンタッチであり、
 文化の伝承である。

 それが途切れた時、この世のすべては死と
 暗黒の世界に還る。


俗に言う「非婚社会」とは他でもない、生殖能力の喪失のことで
あり、種の絶滅,、弾けるシャボン玉を意味するのだ。



ひと組の男女が出会い、恋を、婚活する。人は愛し始めることはできる。
本能の力があれば。

しかし愛し続け、子供たちを生み育て、家族を築くには天の恵み
が必要だ。



それは若い男女が、子供たちの成長とともに、父として母として
成熟してゆく人生の上に惜しみなく降り注ぐ。

そうして彼らは人の世に生まれ巣立ってゆく生命たちの類まれ
な担い手となってゆく。



その道のりこそ、凡庸な人間たちが、非凡の世界へと旅立ち、
昇華するために、天が全ての人間たちに分け隔てなく与えてく
れる試練であり、至福であり、願ってもないチャンスに他ならない。

家族の歴史の、かけがえのない日々の、人の世の一つのカタチ、
そういうものと地続きに世界の全てがあるのなら、

たとえ貧しくとも人々は安らかに朝を迎え、満ち足りて眠りにつく
ことだろう。



あるいは蝶のように軽やかに。あるいは鳥のように自由に、瞬間
瞬間の生命を謳歌しているかもしれない。

もしかすると人々が忘却の海に置き忘れてきた、あの懐かしい
思い出たちを取り戻せるかもしれないのだ。




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Posted by 熊本の結婚相談所むつみ会 at 09:18│Comments(0)hhh結婚に関する情報
 
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