2024年06月20日

かくすればかくなるものと知りながら

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かくすればかくなるものと知りながら
(やむにやまれぬ政治家魂)






まあ、今どきの政治家さんってのは、まるでキツネ
(金)かタヌキ(力)に化かされたって顔ですねえ。
ほらっ、お風呂に入ったつもりが実は肥溜めに浸かってい
た、というアレ。いい湯だな、ハハ、、、、、、なんてやって
るけど、いいのかなあ、あんなんで。
キツネとタヌキの化かし合いみたいなことばかりやってる
から仕方がないってことですか。
たまに政治家が高邁な理想を言ったりすると、すぐあちこち
から横槍が入ります。現実を見よっ!政治家だろ。世界は現
実で動いているって。それがプロだって。でも、そんなこと
言ってる本人たちはその現実とやらが肥溜めになってること
には考えが及ばない。すなわち肥溜めを、いい湯だな、ハハ
と言って興に入ってることに気づかない。それが政治という
ものなんだ!それがホントならこの世に政治なんていらねえ
よ、まったく。
さてと、では現実とは何かと言いますと、かくすればかくな
るものと知りながら・・・・というあれです。(どこかで聞い
たような・・・)。ギャンブルで身を持ち崩すのなんかが典
型ですね。、、
で、、かくすればかくなるものと知りながら、というのは因果
律と言います。この因果律だけで世の中を考えていきますと、
世の中が一旦ミョーチクリンになりますと、ブレーキが効か
なくなります。
ただたまたまやることなすことが上手くいった人には都合のい
い理屈になります。オレという原因があるからオレという結
果があるんだと。しかしその一方で貧乏たらたらの庶民にと
ってはどうでしょう。貧乏になりたくてなる人なんか一人も
いないのですから。
もしそういう結果に原因があったとしても、それが自分で作っ
た原因とは限らない。ですからこれは要するに”こじつけ”とい
うものなのでしょう。”こじつけ”なるが故にお金持ちはもっと
お金持ちになり、貧乏人はもっと貧乏人になって、挙げ句の
果てには国が滅び、国民が窮乏するのでしょう。
因果律というのはニュートンの林檎から生まれた(屁)理屈
です。だって林檎とかそれに似たようなものには当てはまり
ますが、林檎の木の葉っぱには当てはまりません。仏教では
この林檎の葉っぱのようなものは因縁で動くと言いました。
因果律が必然なら因縁は偶然です。
お金持ちには確かに必然がピッタリくる理屈ですが、風に舞
う木の葉のような庶民の暮らしには当てはまりません。貧乏
暮らしにとっては因果律とは瓢箪ナマズみたいなものでしか
ない。お金持ちが貧乏人を見る目は枝を見ても木の幹や根っ
こは見ていない。だから一事が万事という事はないし、こじ
つけだからいずれどこかで必ずボロを出すし。
かくしてもかくなるものとは限らないというのが因縁です。
さてとここで念のために「現実」とは何ぞやという問題をも
う一度掘り返しますと、つまり、かくしてもかくなるものが
そうなのか、それとも、かくしてもかくなるものとは限らな
いものがそうなのか?それはいうまでもありません二つ合わ
せて「現実」となります。僕の貧乏はどちらか、、、といえば
因縁の方でしょう。因縁は断ち切ろうと思えば断ち切れます
から気は楽です。でも、因縁で金持ちになった人は(棚から
牡丹餅)そうはいかないと思います。
であるからこそ現実という潮目から理想という水平線が見えて
くるのだと思います。全てが因果律で凝り固まってるのでは
なく、そこに偶然性という裂け目があるから希望が見えてくる
のでしょう。ですから裂け目のない現実はこじつけにしかな
らないし、同じところをぐるぐる回るしかなくなります。
ホームレスさんたちは確かにお風呂にはあまり入りませんが、
少なくとも肥溜めには浸かったことがありません。当たり前
な話ですけどね。でもお風呂にはたまに入れば済みますが、
食い扶持の方はそうはいきません。それで近所のハローワー
クに顔出ししたと思ってください。ところがたまたまその日
は時の財務大臣の視察の日なのでした(あの偉そうな顔した
人)。で、ただの気まぐれかパフォーマンスか知りませんが、
ナント!相談コーナーで向き合ってお座りになりました。求
職カウンセラーの実地体験?
普通なら恐れ入ってしまう(大臣が目の前にいるのですから)
ところですが、少々相手が悪かった。世襲の坊っちゃん大臣
の手に負えるような相手じゃなかった。
ところが、よせばいいのに、上から目線ってより殿が下々に
下す喋り方になっちゃった。
「アンタ、何してんだ?」
そんなこと言われてもねえ、定職も定宿もないし、大体が一
目見りゃそんなことわかるだろうが(独り言)。
「ただの貧乏人だけどね(なんか文句あるかい」
「あんたたち貧乏人は他人のもので生きてんだろう」
「そうだよ、当たり前だろ、お金持ちだって他人のもので生
きてんだから」
「だが俺たちは他人のものをただではとらん」
「俺たちだろうがあんたたちだろうが、世の中は、各人が受け
取り、各人が与えることで成り立ってるんじゃないのかねえ」
「だがお前たち貧乏人には与えるもんなんて何にもないじゃ
ないか」
「人は各人が自分の持っているものを与える。知識のある人は
知識を、力のある人は力を、お金のある人はお金を」
「じゃあお前たち貧乏人は何を与えるんだ?」
「うんそうだな、おれたちは与えることと受け取ることは一
つであるという喜びを与えることができる」



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Posted by 熊本の結婚相談所むつみ会 at 18:00│Comments(0)人生観
 
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