おてもやんTOPへおてもやんトップへ
おて姫からのお知らせ
今すぐブロガーになろう!メンバー登録はこちら

2023年01月09日

捧げる詩

http://mutsumi-kai.com/
    ↑↑
むつみ会結婚相談室の
ホームページ&ブログ



1人の画像のようです

捧げる詩



中国の面積は日本の26倍です。米国はもっと広い。そして
アフリカは中国と米国と欧州を一緒にしても敵わないくら
い広い。この落差を理解するには日本人は哲学的でなければ.
ならないのだと思います。
哲学的といえば堅苦しくなりますが、つまりは自分の物差し
から一旦離れて物事を捉えなおすことなのだと思います。
心は自分の中にあるというのは嘘です。それが間違いを生み
ます、絶え間なく、です。
心は自分の中にあるのではなく、人と人との間にあるのだと
思います。そういうものでなければなにもわからない。
人と人の間にある、とてもわかりにくいものを、わかりにく
いがゆえに拒否するのではなく、受け入れることによって心
というものは育まれていくものなのではないでしょうか。
知識というもの(知といってもいい)を過信してはいけない。
それがすなわち哲学的というのかもしれないのです。
知識(知)はどこまでいっても相対的なものなのだと思える
のです。決して絶対的にはなりえません。
絶対と思った途端に、それは鋭い刃となって人を傷つけ、分
厚い壁となって人と人を隔てます。
そうして結局のところ人は成長という言葉から見放されます。
そういう意味では日本人だけでなく、世界中の人々が、いえ
人間そのものが哲学的でなければならないのだと思います。
政治や経済や宗教が哲学的でないから、人の心がどんどんと
ダメになっていくような気がするのです。
次の詩は、ある詩人が嫁ぐ娘に贈った詩です。

「二人が睦まじくあるためには、
 愚かであるほうがいい。
 立派すぎないほうがいい。
 長持ちしないことだと気づいているほうがいい。
 完璧をめざさないほうがいい。
 完璧なんて、不自然なことだとうそぶいているほうがいい。
 二人のうちどちらかがふざけているほうがいい。
 互いに非難することがあっても、
 非難できる資格が自分にあったかどうか
 後で疑わしくなるほうがいい。
 正しいことを言うときは、相手を傷つけやすいものだと
 気づいているほうがいい。
 立派でありたいとか、正しくありたいとかいう
 無理な緊張には色目を使わず、ゆったり、ゆたかに
 光を浴びているほうがいい。
 健康で、風に吹かれながら、生きていることの
 なつかしさに、ふと胸が熱くなる
 そんな日があってもいい そして
 なぜ胸が熱くなるのか、黙っていても
 二人にはわかるのであってほしい」

この詩を、昨年最後の満月の夜に息を引き取った父親と
あの世でその人を待っているだろう母親に、妻は捧げました。




http://mutsumi-kai.com/
    ↑↑
むつみ会結婚相談室の
ホームページ&ブログ




同じカテゴリー(人生観)の記事画像
人生というリアリズム
母なる自然は弱さを強さと偽りたがる・その2
母なる自然は弱さを強さと偽りたがる・その1
時空をこえて・3
時空をこえて・2
時空をこえて・1
同じカテゴリー(人生観)の記事
 考えることについて考える(SINN) ・・・バカの壁 (2025-03-09 10:01)
 ほんとの空が見たいといふ (2025-03-08 11:40)
 牛馬のごとく・・・ (2025-03-04 07:13)
 しあわせについて (2025-03-02 18:03)
 偉大なる凡人 (2025-02-25 11:37)
 ゴキブリの歌 (2025-02-03 14:53)

Posted by 熊本の結婚相談所むつみ会 at 09:32│Comments(0)人生観
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。