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2024年08月05日

溺れる者ワラをもつかむ


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水域、テキストの画像のようです


溺れる者ワラをもつかむ





「溺れる者ワラをもつかむ」
といつの間にかいうようになった。ずっとずっと昔にはそん
なこと考えもしなかっただろう。
人の身体は浮かぶ。海水なら沈む方が難しい。みんなおそら
くそう思っていた。
ただ大きな波に襲われれば話は別になる。人の世に農耕が生
まれ、農耕が生まれると所有が生まれ、所有が生まれると独
占が生まれ、独占が生まれると富に高低差が生まれ、富の高
低差が大きな波を生み、大きな波のまにまで溺れる人が大勢
出てくる。
だから皆が皆溺れないようにワラをもつかもうとする。それ
だけで精一杯で他のことはどうでもよくなってしまう。それ
がすなわち私たちの一生の全てなのかもしれない。
だからといってそのことを責めることなど誰にもできない。
だってそれは自己保存という生物としての本能のなせる業に
他ならないのだから。
ただそうなってくると種保存の本能としての生殖能力が萎えて
くる。だって子どもを産んでも無事に育てることができるかど
うかがわからないのだから。
「Human Reproduction/Update」(学術誌)によると、男性の
一回の射精に含まれる精子の数が70年代に比べて60%以上も
減少し、そのうち下げ止まりになるかと思っていたら、その逆
の現象が起きてるのが分かったらしい。ついでにいうと、精子
の数の減少は若年死にも密接につながっている、ヤレヤレ。
科学的なメタ分析によると、環境科学物質や有害な生活習慣が
原因らしい。あくまで”らしい”というレベルで、原因を特定す
るのは難しいようだ。ただの統計ではわからないということな
のだろう。
しかしいうまでもなく、ただわからないではすむような話では
ない。すむ話ではないのに済ませてしまうのは、要するにお手
上げということなのだろう。まあ、学者にしてもシャバのワラ
にすがる暮らしに終始してるだけだろうから仕方がないといえ
ば仕方がない。
その一方では、そのすがるべきワラだって日に日に頼りなく
なっている、という厳粛なる現実も横たわっている。
さあ、どうするといってももう誰も頼りにならないわけで、
そうなると誰にも何にも頼らないだけということになる。
もう溺れる者ワラをも掴むのはやめにしよう。その代わりにう
ってつけの箴言があるではないか。それは、というと、、、、
”奢れるもの久しからず”。全てを捨てて人としての原点に還る
ということなのかな?
大体が罪というものは人と人との間にあるもので、法と人の
間にあるものじゃないはずなのに、それがいつのまにか逆に
なってしまった。そこらあたりをどうにかしない限り、同じ
ことをなん度も繰り返すのだろうな。




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Posted by 熊本の結婚相談所むつみ会 at 18:21│Comments(0)人生観社会問題
 
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